瀬戸法制定50周年記念事業











瀬戸内海を
未来へ繋ぐために
「瀬戸内海環境保全特別措置法」は、
2023年に制定50周年を迎えました。
この50年間、私たちは豊かで美しい里海としての
瀬戸内海の大切さを感じながら、
その景観や文化、そして食など、
たくさんの恵みに支えられてきました。
事業に参加した”Z世代”からのメッセージ
「50年後も世界に誇れる"SETOUCHI"に」
を実現するため、
私たちはこれからも努力を続けます。
概要
瀬戸内海環境保全特別措置法(通称:瀬戸法)が2023年で制定50周年を迎えることを記念し、豊かで美しい里海としての瀬戸内海の重要性を再認識し、景観・文化・食など豊富な資源を有する瀬戸内海の魅力を広く発信するため、“未来へのバトンパス”をテーマに「瀬戸内海環境保全特別措置法制定50周年記念事業」を実施しました。
この事業では、次世代を担う若者たちが、ワークショップや取材活動、里海づくり体験を通じて、瀬戸内海の過去や現状について学び、瀬戸内海の課題や未来に向けた持続可能な取組みについて考え、「瀬戸内未来ビジョン」に提言としてまとめました。
さらに、この事業の総括として、瀬戸法制定50周年記念式典を神戸市で開催しました。
ワークショップ
記念式典に向けて、次世代を担う大学生などを中心としたチーム(=ユースチーム)を設置し、若者たちが瀬戸内海の未来を考えるワークショップを開催しました。
第1回ワークショップ
第1回目となるこのワークショップでは、参加した大学生・大学院生が瀬戸内海の歴史や現状を学び、課題や解決策について意見交換を行いました。次回までに学生たちは里海づくり体験や現地取材を行い、提言を「瀬戸内未来ビジョン」として記念式典で発表します。
開催日時:2023年7月1日(土) 10:00~17:00
開催場所:株式会社サンテレビジョン
活動内容:アイスブレイク、講話、映像制作講座、グループワーク

第2回ワークショップ
第2回目のワークショップでは、7月から9月にかけて行われたユースアクション(里海づくり体験や現地取材など)の活動報告を行い、記念式典で提言する「瀬戸内未来ビジョン」の内容について検討しました。
開催日時:2023年9月10日(日) 13:00~16:30
開催場所:のじぎく会館
活動内容:活動報告、レクチャー、グループワーク

第3回ワークショップ
第3回目のワークショップでは、各チームが考えたプロジェクトのブラッシュアップと発表が行われ、午後は「瀬戸内未来ビジョン策定会議」を展開し、式典で提言する内容を話し合いました。
開催日時:2023年10月1日(日) 10:00~16:00
開催場所:のじぎく会館
活動内容:事前課題の発表、「瀬戸内未来ビジョン」策定会議

瀬戸内ユースアクション
ユースチームの取材先や訪問先、里海づくり体験などの一部を紹介します。
-
プロジェクト保津川
(京都府)保津川クリーン作戦や環境学習を実施しているNPO法人。漂着ごみの”見える化”を目的としたアプリ「ごみマップ」をリリース中。
詳細記事はこちら -
宇和島みかんジュース
(愛媛県)愛媛県主催「えひめ愛顔セレクションみかんジュースコンクール2021」温州みかん100%部門エントリー作品。式典で参加者に配布。
詳細記事はこちら -
四国水族館
(香川県)四国の水景を表現した地元密着型の水族館。「瀬戸内海エリア」では、鳴門の渦潮を忠実に再現。WEBサイトでは瀬戸内海の”食”も紹介。
詳細記事はこちら -
牛窓ウォータートレイル
(岡山県)シーカヤックを使って瀬戸内海の自然環境を体感できるアクティビティー。ビーチクリーン活動への参加でツアー料金の割引も。
詳細記事はこちら -
SEA SPICA
(広島県)G7広島サミットの会場にも選定された観光型高速クルーザー。広島港と三島港を約半日かけて巡り、クルーズならではの風景を堪能。
詳細記事はこちら -
水産技術センター
(兵庫県)瀬戸内海で採れる海産物や海の中の環境について研究している施設。施設見学では実際に生き物に触れられる「ふれあいプール」も。
詳細記事はこちら
瀬戸内海環境保全特別措置法制定50周年記念式典
豊かで美しい里海としての瀬戸内海の重要性を認識し、景観、文化、食など豊富な地域資源を有する瀬戸内海の魅力を広く発信するとともに、次世代を担う若者の提案による、瀬戸内海の未来に向けた持続可能な取り組みについて皆様方と考えるため、「未来へのバトンパス」をテーマとした記念式典を開催しました。
開催情報

式典の様子
ポスターセッション



20校にも登る高校の生徒によるポスターセッションでは、各校が瀬戸内海の地域の課題解決に向けた調査・研究を行い、その成果を発表しました。
「瀬戸内未来ビジョン」の提言

大学生4チームがそれぞれの取材活動等を通して学んだことを報告し、『~50年後も世界に誇れる”SETOUCHI”に~』とメッセージを発信しました。
パネルディスカッション



高校生や大学生などのZ世代と有識者によるパネルディスカッションが行われました。