瀬戸内海の海岸には、
いろいろな生き物が住んでいます。
海岸に住む生き物は環境の変化に敏感で、
調査することでその場所の環境を
知ることができます。
みなさまの報告が
瀬戸内海の環境を知る手がかりになります。
あなたも調査に出かけてみませんか?









ふきだしをクリックすると、
その地点の過去の調査結果を見ることができます。
自分が住んでいる地域や
近くの海岸の環境を確認してみましょう!

これまでの
生き物の報告件数
120件


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どこを調査するの
磯は海の生き物を調べるのに
最適な場所です磯は、潮の満ち引きによって水没したり干上がったりする場所であり、海藻類や貝類、カニやヒトデなど多様な生き物が生息しています。
特に、潮の流れが速い磯では、岩にしっかりとくっついて生活するフジツボなどの付着生物が多くみられます。
このように、磯にはさまざまな生き物が暮らしているため、調査に適した場所なのです。 -
どんな生き物を調べるの
「指標生物」がその場所の
環境を知る手がかりに同じ磯に住む生物の中にも、水質がきれいな場所にしか住めないものや、栄養が多い場所でなければ生きられないのもなど、様々な性質の生き物がいます。
このように、生き物の生息の有無によってその場の水質を判定できる生き物を「指標生物」といいます。指標生物を観察することによって、海水の採取や難しい化学分析を行わなくても、その場でおおよその水質を判定できます。
また、長期にわたって観察することで、その場の環境の変化を知ることもできます。
指標生物一覧
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ケガキ
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アオガイ
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ムラサキインコ
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クロフジツボ
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カメノテ
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イシゲ
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マツバガイ
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ウミトラノオ
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ヒジキ
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ヨメガカサ
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ウノアシガイ
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オオヘビガイ
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ヒザラガイ
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イボニシ
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アナアオサ
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タテジマ
イソギンチャク -
ムラサキイガイ
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マガキ
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シロスジフジツボ
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タテジマフジツボ
調査の流れ
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STEP.01
調査日を決めよう
調査に適した季節と時間帯は、春から夏のあいだの午後です。
また、調査で重要なのは、よく潮が引いていることです。
潮位表などを確認し、1日の中で最も潮が引く時間帯(干潮)を選びましょう。 -
STEP.02
必要な調査道具を用意しよう
観察・記録に必要な道具やマニュアル・ハンドブックのほかに、
連絡体制(緊急連絡先)の確認や救急箱など、万が一の事態に備えた準備もしておきましょう。 -
STEP.03
調査する場所について確認しよう
くわしく調査する前に、どのような生物が生息しているか、陸側から水際に向かって大まかに観察してみましょう。磯の生き物は、思っているより高い場所にも生息しています。
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STEP.04
どんな生き物がいるのか観察してみよう
調査時間の目安は1時間以内です。
潮間帯の上部から下部までの観察を複数回行います。
日なた面、日かげ面、岩の裏やすき間なども注意して観察してください。 -
STEP.05
調査記録シートに記入しよう
マニュアル17ページを参考に、観察できた指標生物や、その生き物の量を記録します。
指標生物以外の生物を見つけたら、それも記録しておきましょう。

持ち物や調査に最適な時期など、調査のための詳しい情報を掲載した「調査マニュアル」、そしてマニュアルの内容を子供向けに分かりやすくまとめたハンドブックです。
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